[書籍][文化・芸術]こんな写真集を見つけました

「40年前の東京 昭和38年から昭和41年 春日昌昭のトウキョウ」(春日昌昭 写真,佐藤嘉尚 文/生活情報センター/2006)。
書店に平積みにされていた写真集。これってそろそろリタイアを迎える団塊の世代向けの企画なんだろうな、と思いつつ手にとった。
見知った街のまだ高層ビルが建つ前の姿がそこには写されている。たまに、現在もそこにある存在を見つけると、ちょっと嬉しくなってしまったりして。なくなった風景へのオマージュがテーマの写真集だけど、「あったことを知らない」世代が見ると、過去を引き継いだ現在を見つけては「この建物、今もあるよね」と微笑んでしまう。
解説によると、春日昌昭という写真家は1964年(昭和39年)の東京オリンピックを機に自分の見知った街が壊されていくのを悲しんで、記録を残したらしい。
それまでそこにあったものが、ある日突然解体されてしまう、バブル期の東京のそこかしこで見られた現象。ここ数年も東京のあちこちで古い趣のある建物がどんどん解体されている。
どこまで本気なのかはよく判らないけれど、2016年に再びオリンピックを東京に招致する計画があるという。移転の決まった築地市場や晴海の再開発が目当てなんだろうけれど、そうやってまた壊されていくものがあるんだろうな、とちょっと悲しくなった。














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